「続・合気道って何ですか@?(律令格式と合気道)」
合気道って何ですかの中で、合気道って護身術でしょ?という疑問文を載せましたが、その回答がありませんでしたので、ここで明確にお答えしていきたいと思います。
合気道は護身術ではありません。身を護る(守る)武術ではないと思います。
では一体何か・・・。護身という考えでは危険が及んだときに初めて身構えたり身を守る行動をとるものですが、合気道は危険が及ぶ、及ばないに関わらない礼であり格であり式であると考えます。 危険か危険でないかの概念は存在しないのです。だから護身ではないといえます。
格式と言いましたので、日本の天智朝の近江政権、天武朝の飛鳥浄御原政権、藤原不比等政権の時代に遡ることができるわけです。合気道は律であり令でもあるわけです。だから護身という概念を超えているのです。では一体合気道とは何か・・・。
合気道とは「積極的働きかけです。」近江政権、飛鳥浄御原政権と同じ改新政治です。改新政治を分かりやすい言葉に置き換えると「積極的働きかけ」となります。「積極的働きかけ」から律令政治が生まれます。そして、「律、令、格、式」とこうなるわけです。合気道も、この「律、令、格、式」なのです。では「律、令、格、式」はどのように生まれるのか、それは「積極的働きかけ」から生まれるものです。働きかけがなければ、それも積極的でなければものごとは生まれないのです。合気道はものごとを生み出す積極的働きかけといえるのです。
続編はまた後日、追記していきます。
平成24年3月17日(土)
合気道新発田教室 笹木裕幸
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