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寄稿文です。

合気道の考えというタイトルで、寄稿させていただいた文を掲載します。


「合気道の考え」

 合気道がどんな動きをするか少しご覧いただけたと思います。言葉にも漢字にも、それ自体に深い意味合いが込められているのと同じように合気道にも無限の意味合いが含まれています。それはこの前、お話をしたように、武は矛を止める。つまり争いを止め、和することの大切さを実践しているのです。と、このように書くことは簡単なのですが、実践をしてみると以外に難しいのです。ではどうして難しいことをするのかというと、それをしないと、いつまでも解決できないのです。和すことはこころを作ることと同じなのです。

 それを稽古というのですね。稽古というのは良い言葉で、練習というと何か面倒な感じが起こるものですが、稽古というと何か良いことをしているような感じが出てくる。これでよいと思います。日本語にはとてもよい響きがあります。稽古という言葉自体にその響きが出ています。だから、合気道は響きでもあるわけです。                           

                                        笹木裕幸






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