「合気道の魅力@」
今回は合気道の魅力について、少々考察したいと思います。
合気道を少々稽古してみてまず感じることは汗をかきます。当たり前のようですが、汗をかきます。というのも合気道は身体を動かす運動の一つであるからです。この汗というのが重要だと思います。人間、汗のかき方は様々ありますが、良い汗と悪い汗があると思います。悪い汗から考えてみると
、あぶら汗とか冷や汗とかがありますが、いずれも緊張したときや、何か強いストレスを感じたとき
に出るものです。悪い汗をかくと、身体は消耗します。
一方、良い汗とはさらさらしています。身体 から発生した熱を下げるための汗です。このさらさらの汗をかいたとき、ふっと一息つけるものです。しかも気分爽快です。このさらさらの汗は、心身が緊張せず、リラックスしているときに生まれてくると思います。この心身の緊張やリラックスを生み出すものが合気道であると考えます。
日本人なら誰でも感じる、畳の上で正座をしたときに感じる静寂の気持ち。身体に逆らわないで動いたときのリラックス感。このときに身体は素直に良い汗を生み出してくれます。
運動にはさまざまものがありますが、良い汗をかくには相手があって良い汗が生まれると思います。相手がいることで気持ちが生まれると思います。相手と稽古することで、硬くなった気持ちがほぐれます。気持ちがほぐれることで、良い汗が生まれ、気分が一新される。そうすると新しいエネルギーが生み出されます。
良い汗は気分転換を生み出し、翌日には新しい発想や考え方、見方を生み出します。合気道にはそういう力が秘められています。
続編はまた後日、追記していきます。
平成26年8月1日(金)
合気道新発田教室 笹木裕幸
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